在宅療養が一般化してきた今、訪問看護を利用している方も多いでしょう。
一方で、「病院退院後の生活にもう少し手厚いサポートがほしい」「夜間や休日に急な対応を頼みたい」など、訪問看護だけではカバーしきれない場面も増えています。
そんなときに注目されているのが、自費の「プライベートナース(自費訪問看護)」です。
この記事では、訪問看護とプライベートナースを併用するメリットや利用のポイントを、具体例を交えて解説します。
■ 訪問看護とプライベートナースの違いとは?
まずは両者の違いを整理してみましょう。
| 項目 | 訪問看護 | プライベートナース |
|---|---|---|
| 利用区分 | 医療保険・介護保険対象 | 自費サービス |
| 利用目的 | 医師の指示に基づく医療処置・療養支援 | 生活支援・外出同行・24時間見守りなど |
| 利用時間 | 1回あたり30〜60分程度 | 時間指定・1日単位・宿泊など自由 |
| サービス内容 | 医療処置中心(バイタル測定、服薬管理など) | 医療+生活サポート・外出同行・病院付き添いなど |
| 利用条件 | 医師の指示書が必要 | 申込者の希望で利用可能 |
訪問看護は医療行為を中心に行う「制度的なサービス」なのに対し、
プライベートナースは利用者の希望や生活スタイルに合わせて柔軟に動ける自費サービスです。
■ 訪問看護+プライベートナースを併用するシーン
実際には、以下のような場面で「両方を上手に使い分ける」ケースが増えています。
① 夜間・休日の緊急サポート
訪問看護ステーションは、夜間や休日に緊急訪問できる体制を持つこともありますが、
実際には「すぐに駆けつけてもらえない」「夜間は連絡が取りにくい」といった課題があります。
そこで、夜間だけプライベートナースを利用し、夜通しの見守りや急変時の対応をお願いすることで、家族の不安を大きく軽減できます。
② 外出・通院・冠婚葬祭への同行
訪問看護では外出同行は基本的にできません。
一方でプライベートナースは、病院受診の付き添い、外食、旅行、冠婚葬祭などにも柔軟に対応します。
医療的ケアが必要な方(点滴、カテーテル、吸引など)も、看護師がそばにいることで安心して参加できます。
これはまさに、病院の看護と在宅看護の“すき間”を埋める役割です。
③ 退院直後の生活サポート
病院から退院して訪問看護が始まるまでの数日間や、
退院当日の自宅移動時など、「病院から家まで」のサポートが抜け落ちることがあります。
このタイミングでプライベートナースを利用すれば、
自宅環境の整備、服薬確認、安静指導、家族への介助指導など、安心したスタートが切れるのです。
④ 家族の休息(レスパイト)目的
在宅療養では、家族が24時間介護・看護を続けているケースも少なくありません。
そんなとき、プライベートナースが一時的に代わりに見守りやケアを行うことで、
ご家族が安心して外出や休息を取ることができます。
「家族が休むこと」もまた、在宅生活を長く続けるために重要なケアの一部です。
■ 訪問看護とプライベートナースの併用がもたらす3つのメリット
1. 医療と生活の両面をサポートできる
訪問看護では医療行為(バイタルチェック、服薬管理、創処置など)が中心ですが、
プライベートナースではそれに加えて、外出介助・食事介助・日常生活支援など幅広いケアが可能。
「医療+生活」の両面から支援できるため、安心感が格段に高まります。
2. 家族や本人の希望を優先できる
保険制度の訪問看護では、時間や内容が制限されがちです。
一方プライベートナースなら、利用者の希望に合わせて「時間」「場所」「サポート内容」を自由に決められます。
たとえば、
- 「午前中は訪問看護で医療ケア、午後はプライベートナースと外出」
- 「月1回の通院はプライベートナース同行」
など、生活スタイルに合わせた使い分けが可能です。
3. 急な体調変化にも柔軟に対応できる
訪問看護では、急な予定変更や延長が難しいことがあります。
プライベートナースは自費のため、柔軟な時間変更や臨時対応がしやすく、
万が一の体調変化にもスムーズに対応できる点が大きな安心です。
■ 病院・訪問看護との連携も可能
「プライベートナースは自費だから、医療機関との関係がないのでは?」と心配される方もいますが、
実際には病院や訪問看護ステーションと連携を取りながらサポートするケースが増えています。
たとえば、
- 主治医の指示書に基づくケア方針の共有
- 訪問看護師との情報交換(バイタル・服薬状況など)
- 病院受診時のサマリー持参・受診報告
これにより、医療の継続性を保ちながら、より安心・安全なケア体制を実現できます。
■ 費用の考え方
プライベートナースは自費サービスのため、1時間あたり数千円〜が目安です。
ただし、「短時間だけ利用したい」「夜間だけお願いしたい」「月1回の同行だけ」という形で柔軟に選べるため、
ライフスタイルや経済状況に合わせた設計が可能です。
また、訪問看護との併用により、医療保険でまかなえる部分と自費部分をバランスよく組み合わせられるのもメリットです。
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■ まとめ:訪問看護とプライベートナースの“いいとこ取り”で安心の在宅生活を
訪問看護が「医療を支える」存在だとすれば、
プライベートナースは「生活と安心を支える」存在です。
両者を併用することで、
- 医療的な安心
- 生活の自由度
- 家族のゆとり
をすべて両立することが可能になります。
在宅療養をより快適に、安心して続けたい方は、
ぜひプライベートナースの導入を検討してみてください。
大阪をはじめ全国で、自費看護サービスの需要は年々高まっています。
病院退院後や介護中の「もう少し支えがほしい」という気持ちに、
プライベートナースは確かな安心で応えてくれる存在です。
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